税金の支払いは2年目からが本番!という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。これは就職して2年目からは住民税の支払いが追加されるため、1年目よりも手取りが減ってしまうことが多いのが理由です。
しかし私の職場の先輩からは、「何言ってるんだ?税金の支払いは3年目からが本番だぞ!」というお言葉をいただいきまして、その理由を聞いてみたところまあ納得の内容だったのでシェアしようと思います。
というわけで、税金の支払いは3年目からが本番!といえる理由についての解説です。
2年目の住民税はまだ本気じゃない
住民税の計算期間が短い!
住民税というのは前年の収入によって決定されるため、2年目から支払う住民税は当然1年目の年収をもとに計算されます。しかしここで考慮する必要があるのが、この計算の期間が1月から12月までに設定されていることです。
普通、新人が入社するのは4月からですから、2年目の住民税計算に使われるのは4月から12月までの9か月間しかないのです。そのため2年目の住民税は収入に比べてそこまで高いものにはならないというわけです。
ボーナスが1回分しかない!
2年目の住民税がまだ優しいといわれるもう一つの理由が、1年目は冬の1回分しかボーナスを受け取っていないということです。(会社差があります)
普通ボーナスというのは前半期分の業績を反映して支払われるものなので、その時期に会社にいなかった新人は夏のボーナス支払い対象外となっています。(寸志は貰えるところが多い)
そのためボーナスまるまる1回分だけ年収が低くなっており、2年目の住民税はある程度抑えられる…というわけです。
3年目に支払う住民税はやばい!
2年目は1月から12月までみっちり働いている上、ボーナスも夏と冬の2回分キッチリいただけます。それは当然喜ばしいことなのですが、そのせいで住民税の計算に使用する1年分の年収は1年目のころと比べて100万円以上も増加するという企業も珍しくはありません。
ボーナスの額が高めに設定されている企業であれば、計算されていなかった1~3月分の給与と冬ボーナスで、150万円ほどの差が出てくることでしょう。住民税計算に使う年間所得の数字の話です。単純に年収が150万上がるということではありません。
これにより住民税の支払い額が増加し、感覚的には3年目から税金がさらに上がった!と感じてしまうわけですね。恐ろしい・・・
まとめ
「税金の支払いは3年目からが本番だ!」と言っていた先輩の話のまとめでした。
1年目の私からすれば、厚生年金と健康保険、所得税の支払いだけでドン引くほど取られているのに、これ以上取るのかよ…と憂鬱な気持ちでいっぱいです。加えて奨学金を借りて大学・大学院に通っていた私は、1年目の10月からは奨学金の返還も始まりますしね。
それでも大学院に行かなかった場合と比べれば生涯賃金はプラスになる予定なので、後悔とかはありませんけども。
それでは以上です。