積み立てNISAを始めよう! 大学生から始める資産形成

積み立てNISAを始めよう! 大学生から始める資産形成

現在大学院生の僕ですが、今月になってようやく積立NISAの口座を開設するに至りました。株式投資自体は20歳の頃から始めているので、通常であれば証券口座を開設した時点で同時にNISAの口座も申請しておくべきだったのですがそれをしていませんでした。理由はよく分からないからいいや、というアホみたいなものです。

3年遅れでNISAと積立NISAについて勉強してみたところ、資産形成に挑戦したい大学生にとって非常に有用なものであることが分かったので、今回は大学生が積立NISAで投資を始めるメリットについて書いていこうと思います。

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NISAとつみたてNISAとは?

まずはNISAと つみたてNISA の違いについて説明していきます。僕が大学生におすすめするのはつみたてNISAの方です。

NISA

まずNISAというのは2014年に始まった少額投資非課税制度のことです。年間120万円までの個人の株式投資の売却益や配当金にかかる税金(税率20.315%)を非課税にする制度です。1%の利益を争う投資の世界において税金20%がなくなるというのは、かなり有利だと言えます。NISAによる非課税投資期間は5年間で、利用を始めて5年後には最大600万円の非課税投資枠が手に入ることになります。

日本では資産の保有手段として貯金をしている人が非常に多く、この貯金を積極的に投資に回してもらうことでさらなる経済成長を促そうという目的で作られた制度です。

つみたてNISA(大学生にオススメなのはコチラ!)

次につみたてNISAというのは2018年から始まった新しい少額投資非課税制度のことです。従来のNISAと異なるのは年間の非課税枠が40万円しかない代わりに、非課税投資期間が20年と長くとられているという点と、投資先として特定の投資信託しか選べないという点です。

20年間毎年のつみたてNISA枠を最大限利用し続ければ、20年後には合計800万円分の非課税枠が手に入ることになります。株式投資というものは投資期間が長くなるほど勝率と複利効果が大きくなっていくので、長期投資を前提としたつみたてNISAは大学生だけでなく万人にオススメできる制度といえるでしょう。

なぜ つみたてNISA をおすすめするのか?

さて上記のつみたてNISAの説明において、多くの人が気になるであろうポイントは”特定の投資信託にしか投資ができない”という点でしょう。

投資信託と聞くとあくどい銀行員や証券マンが知識のない老人を言いくるめて投資させ、高い手数料を巻き上げる詐欺まがいのビジネスのことだと考える人は多いと思います。実際に日本にある多くの投資信託はその理解でほぼ間違いはありません。

しかしながら、本当に投資家の利益になるように作られた投資信託というのもちゃんと存在しています。つみたてNISAで購入可能な商品は、長期投資を前提に選ばれた手数料の低い、比較的優良なものが多いです。

ちなみに僕が購入を考えているのは世界全体の株式への分散投資を行う楽天VT米国の株式へ分散投資を行う楽天VTIといったインデックスファンドへの投資を実現する投資信託です。こういった商品を長期で買い付けていくことを前提にすれば、大学生からでも十分に資産形成をスタートさせることができます。

インデックスファンド:
日経平均株価(日本)やS&P500(米国)のような経済指標と同じ値動きになるように資産を運用するファンドのこと。手数料が安いのが特徴。

つみたてNISAのメリット for 大学生

年間40万円ならば大学生でも(たぶん)用意可能

大学生が投資を行うにあたって、最も大きなハードルは最初の資金を用意することが難しいということでしょう。年間で投資に回せる余剰資金が100万円も200万円もあるひとはそうそういないと思います。

従来のNISAシステムの場合は年に120万円分の非課税枠が与えられますが、使い切れなかった枠を来年以降に持ち越すことはできません。よって大学生が従来のNISA口座を開設して120万円もの非課税枠を与えられても、大部分を無駄にしてしまう可能性が非常に高いわけです。

その点つみたてNISAであれば非課税枠は年間40万円なので、大学生でもどうにか用意できないことはない、という金額です。資金を用意できそうにないが投資はしておきたいという人は、あまり大声では勧められませんが奨学金を借りるという選択肢もあります。有利子の奨学金の金利よりも株式が生み出すリターンの期待値の方がはるかに大きいため個人的には悪くない選択だと思います。

奨学金を借りて投資をするのはアリ?それともナシ?

株式投資は長期投資+分散投資で勝率アップ

世界全体の市場は長期的にみて成長を続けています。ならば世界全体の株式に分散して投資を行えば、リスクを抑えつつ、長い目で見ればリターンは必ずプラスになるはずです。とはいえ世界中の株式を自分で選んで買い集めるのは現実的には難しいでしょう。

しかし心配はいりません。投資信託を使えば簡単に世界全体への分散投資を実現することができます。その方法は”楽天VT”という商品を買い付けるだけです。個別株で起こりうる企業の倒産などのリスクを排除しつつ、世界の経済成長の恩恵を受けられる楽天VTは個人投資家が実践できるひとつの最適解だと言えるでしょう。

若さという武器を持っている大学生はそれだけで長期投資に有利といえます。あとは分散投資をするだけで非常に高い確率で利益を出せる。このあたりが大学生の一番の強みといえるでしょう。

これから投資を始めようと考えている方はインデックスファンドVTVTIといったワードを調べてみてください。投資がギャンブルではないということが分かるはずです。

まとめ

今回は大学生につみたてNISAをおすすめするための記事でした。投資は若いうちから始める方が絶対有利のシステムです。特に大学生は社会人に比べて勉強に充てる時間がとりやすいと思うので、投資について考えるなら今が一番良いでしょう。

ちなみに僕はつみたてNISAの口座を開設しただけでまだ何も買ってはいません。というのもインデックス投資を知るまでは国内の個別株を買っていたので、これを売るまでは購入する資金がないのです。

最初は楽天VTか楽天VTIを購入しようと考えているので、購入したらまた記事にしようと思います。

今回はこのあたりで。それではまた。

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