【大学院】就職活動を終えての感想【電気電子専攻】

【大学院】就職活動を終えての感想【電気電子専攻】

つい先日、第一志望の企業から内々定を頂くことができたので実質的に僕の就職活動が終了しました。そこで今回の記事では電気系専攻の大学院生である僕の就職活動における感想などを書いておきます。

また新型コロナウイルスによる影響で採用募集人数や選考スケジュールが影響を受けたので、そのあたりについても書きました。

理系の大学院に進学しようとしている人や、よりピンポイントに電気系の学科の人達の参考になれば幸いです。

電気専攻の就活はマジで簡単

まず結論から先に述べさせてもらいますが、就職活動は非常に簡単でした。第一志望の企業と第二志望の2社選考を受けて、両方とも内々定を頂いたのでそれでおしまいです。

第二志望の会社は1月にはインターンシップからの選考で内々定が出ていましたし、第一志望の方は選考開始が遅かったのでゴールデンウィークまでかかりましたが、選考が開始してからは1ヶ月もかからずに内々定を出してくれました。

このように電気専攻の就活は大企業が狙えるわりにかなり簡単な部類に入ると思います。僕が内々定を頂いた2社はどちらも日経225に採用されている企業ですし、第一志望の方はTOPIX Core30にも選ばれているので規模的にもかなりいい企業ではないかと思っています。

日経225:日経平均株価を決定する日本の主要企業225社TOPIX Core30:東証一部上場企業のうち時価総額や流動性に優れた30社で構成された指数

これは僕だけではなく、インターンシップからの早期選考を受けた同期はもっと早くに内々定を獲得して就活を終えていましたし、仲のいい友人グループは軒並み僕以上の大企業に内々定を決めていました。

もちろん現時点(2020年5月1日)で内々定を獲得していない同期もいますが、ゴールデンウィーク前後の時期が学科推薦利用の企業からの選考結果が届く時期でもあるので、ここから一気に就職を決める人が増えてくると思います。

新型コロナウイルスの影響について

新型コロナウイルス感染拡大が2021年卒電気系の就職活動にどのような影響を与えたのかについてですが、ぶっちゃけ思ったほど影響はありませんでした。

景気後退への懸念から採用人数が大きく減るのではという懸念がありましたが、2021年卒の採用計画はすでに決まっているからという理由でほとんどの大企業は採用人数に変更がなかったようです。中小企業では採用そのものを停止するという企業もあるそうですが、幸いなことに僕の学科の同期で影響を受けたという人は今のところいないようです。

しかし新型コロナウイルスによって影響を受けたことも当然あります。それは感染拡大防止のため面接がすべてWeb面接になったということです。企業まで足を運ぶ必要がないのは楽でいいのですが、画面越しのWeb面接はイマイチ緊張感に欠ける感じがして僕はちょっと苦手でしたね。

それ以外では採用フローが予定と異なってしまったり、専攻の時期が後ろに大きくずれ込む企業も多くありました。本来であればもう選考を終えているはずなのに…と嘆く学生も同期に何人かいます。

ただし2022年卒以降は多くの企業が採用人数を絞ることが予想されるので注意が必要です。

苦労している人もいる

ここまで就活が簡単だったという話ばかり書いてきましたが、全員がトントン拍子に就職を決めているかというとそうではなく、やはり苦戦している人もいます。

理系の就活で苦戦している人の特徴としてよく挙げられるのがコミュニケーション能力の低さで、実際にそういう人は面接で落とされることが多い印象があります。

そして僕が考える就活で苦戦している人の特徴は、規模の大きくない企業ばかり受けているということです。「ニッチな産業」とか「ある商品で世界シェアトップ」、「知る人ぞ知る」みたいなのを売りにしている企業ですね。こういう文句が好きな人けっこういますよね。

こういった企業は採用人数が少なく、採用後に即戦力になるような研究内容のマッチした学生を集中的にとるので、個人的には大企業よりも難易度が高いと思います。

それよりは1年に200人以上の新卒を取るような大企業の方が、事業の幅も広く色んな人材を有効活用できる基盤があるので採用してくれやすいのです。また大企業は十分な数の新入社員を確保するために、早めの選考に応募した人は結構簡単に採用してくれる印象があるので、電気系専攻に関していえば大手志向の方が就活が簡単なのでは?と感じます。

まとめ

以上、電気系の就活はやはり簡単だったという話でした。もともと就職の強さが特徴の学科なので予想通りという感じです。僕自身、面接が得意なタイプの人間ではないので、電気電子工学専攻でよかったなと思います。

そして新型コロナウイルスが採用人数に大きく影響しないあたり、大企業はさすがだと感じました。とはいえ世界経済がこのまま景気後退入りするのはほぼ間違いないので、今後数年は電気系といえども気が抜けない時代が来るかもしれません。後日そのあたりの話も記事にしたいと思います。

電気系の多くが就職するメーカーあるあるについても記事を書いたので興味がある人はぜひ読んでいってください。

平均年収に騙されるな!メーカー(製造業)の平均年収が低いワケ

工学部の宿命?技術職が田舎勤務になる理由と解決策

大学・大学院カテゴリの最新記事