高身長の人が筋肉をつけるのに不利とされる理由について解説!

高身長の人が筋肉をつけるのに不利とされる理由について解説!

身長が高いってうらやましいですよね。大抵のスポーツにおいて有利になりますし、手足が長いと洋服も似合います。現代で高身長であることのデメリットなどひとつもないと感じる人も多いでしょう。

しかし、そんな高身長の人間でも苦手なことの一つや二つはあります。そのうちのひとつが筋肉を付けることです。

今回はなぜ高身長の人が筋肉を付けるのに不利になるのかを解説していきます。

 

筋トレしても体型が変化しづらい

基本的に高身長の人はそうでない人に比べて、筋トレで体型を変える難易度が高いものです。

なぜならば、体型やスタイルのことをプロポーション(比率)と表現することからも分かるように、体の各パーツの長さと太さ、厚みの比率によって外見の印象が決定されるからです。

身長高かったり、腕や脚が長い人が外見の印象を変化させようと思ったら、その分筋肉量を大きく増やしたり体脂肪を大きく減らさなければなりません。

一方で筋肉のつくペースや脂肪を落とすペースというのは身長によって違いが出るものではないので、身長が高い人が体型を変えるにはより長い時間と努力が必要になります。

これが身長が高い人が体型を変化させづらい大きな理由です。

ウエイトトレーニングの記録が伸びない

筋トレといえばウエイトトレーニング、筋肥大といえばウエイトトレーニングですね。男性はみんなウエイトトレーニングが好きですが、背が高いとウエイトの記録を伸ばすのにも不利になりがちです。

身長の高い人は手足が長いので、ダンベルやバーベルを持ったときの関節周りのモーメントがより大きくなります。つまり同じ重量のウエイトを持ったとしても、背が高い人はより大きな力を生み出さなくてはならないわけです。

筋肉の発揮できる力の大きさは筋肉の断面積に比例しますが、先ほども書いたように筋肉のつくペースは身長によらないので、必然的にウエイトトレーニングの記録を伸ばしていくうえで身長が高い方が不利になります

自分より身長の低い人が自分よりもいい記録をだしたり、自分より早く成長していくという環境では筋トレを継続するモチベーションを維持するのも難しいでしょう。

食事がキツイ

体型が全く同じ身長160cmの人と身長180cmの人で身長比を計算してみましょう。

180÷160=1.125

つまり身長が180cmの人は160cmの人に比べて身長が1.125倍高いわけですから、体重は1.125の3乗で1.4倍ほど重いということになります。

体作りに必要な食事量は体重にほぼ比例するので、身長180cmの人は160cmの人よりも1.4倍のカロリーとタンパク質を摂らなくてはいけません。実際はここまで単純計算というわけにもいかないでしょうが、近い値にはなるはずです。

小食の人だと単純に食事量を増やすのも大変ですし、単純計算で1.4倍の食費やプロテイン代がかかるという点も痛いですね。身長が高くても給料が増えるわけでもないので、金銭的にも高身長の人は不利だということになります

 

筋トレをする動機が薄い

アメリカのようなフィットネス先進国では体を鍛えている方が異性ウケがいいそうですが、日本では男女ともに細めの方が人気があるようです。

おそらくこれが背が高い人が筋トレをしない最大の理由です(多分)

高身長だと身体的なコンプレックスを抱くことが少なく、基本的には異性にモテる傾向にあるので理想的な体型を手に入れたいという動機で筋トレをする人が少なくなると考えられます。

 

まとめ

以上が高身長の人が筋肉を付けるのに不利な理由についてでした。これらの理由が重なり、高身長マッチョは街中でめったに見かけないのでしょうね。

ちなみに身長が低い人にマッチョが多い理由についても記事を書いたので、よければそちらもどうぞ。

背が低い人にマッチョが多いと感じる理由4選!

高身長だと筋肉を付けるのは大変ですが、個人的には背が高くて筋肉質な人ってめちゃくちゃカッコいいと思うので、高身長の人はガンガン筋トレして欲しいですね。

今回は以上です。それでは。

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